没頭できるものの見つけ方
- 岡本ジュンイチ
- 2021年4月12日
- 読了時間: 4分
現代を生きている人は、何かと忙しい日々を送りがちです。
学校では数多くの勉強や課題をこなす必要がありますし、社会へ出れば仕事に追われる場合がほとんどでしょう。
そういう日々を送っていると、時として没頭できるものを見失ってしまうことがあるかと思います。
没頭できるものがない人生ほど、むなしい人生はありません。
没頭できるものこそが、あなたの人生を確実に豊かにするといってもいいでしょう。
今回は、具体的にどうやって自分の没頭できるものを見つければいいのか、をテーマにして書かせていただきます。
●損得勘定をやめてみよう
まず大前提として、ハッキリと書きたいことがあります。
それは、損得勘定で物事を見るのをやめることです。
まわりの目を気にして損得勘定で行動していると、すべての行動が生産的でないといけない、という錯覚を与えてしまいがちです。
ですが、人間の活動のすべてが生産的であるわけではありません。
「この趣味が、自分にとって将来役に立つスキルであるか」
「自分のこれからやることが、お金になったり社会貢献につながったりする必要がある」
そういう視点で物事を見るのをやめてみましょう。
それを実践するだけでも、世界に対する見え方が大きく変わっていくはずです。
自分の没頭するものを見つけるにあたっては、社会貢献や即金性、役に立るかどうかなどについては度外視しましょう。
本当に大切なのは、あなた自身を幸せにするものを見つけることにあるのです。
●自分がやってて気持ちいいことをする
没頭できるものを見つけるためにはどうすればいいのか。
それはカンタンです。
あなたがやってて気持ちいいことをすればいいのです。
むしゃくしゃした気分になった時、あなたはどんなことをやりたいと思うはずです。
たとえば無性に人に話したくなったり、自分の不満を絵や歌などに表現したくなったりすることがあることでしょう。
現実逃避をするために、動画やテレビ・映画などに食いつくことだってあるかもしれません。
そういう「やりたいこと」こそが、実はあなたが日頃行っている「気持ちいいこと」なのです。
それらの「気持ちいいこと」は、言い換えればセラピーだともいえます。
世の中にはいろんなセラピーがあります。
セラピーは、アロマを使ったアロマセラピーが代表的ですが、もっといろんなジャンルのセラピーがあります。
芸術を通じて自分の心を癒すアートセラピー、動物と触れ合うことで心が癒されるアニマルセラピー、音楽の力で自分の気分をコントロールする音楽療法、人との対話によって自分の心を整理するトークセラピーなどなど。
「没頭できるもの」をそういう「セラピー」に置き換えていけば、おのずと自分のやってみたいことが見つかっていくはずです。
音楽を聴いて、自分の心を癒してみたい!
絵を描いて、達成感にひたってみたい!
そんな感情が生まれてきたら、あとは行動に移せばいいだけです。
ぜひ、自分のやってみたいセラピーを実践するように心がけましょう。
●すべての趣味はセラピーである
もっと究めて結論しますと、すべての趣味はセラピーなのです。
テレビを見ることだって、運動することだって、ものを書いたり本を読んだりすること……
あらゆる活動は、あなたの心を癒すセラピーにつながるのです。
そのセラピーを実践している状態こそが、客観的に言えば「没頭する」ということだといえます。
他人の役に立つかどうか、お金になるかどうか、などの損得勘定を捨てて、素直に自分がやってて気持ちいいことを実践しましょう。
どんなバカなことでも、小さいことでも構いません。
何度でも書きます。
すべての趣味はセラピーなのです。
これを機に、ぜひあなたにとってのセラピーを見つけていってください。
●あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回は没頭できるものの見つけ方について書かせていただきました。
何か参考になったことはあったでしょうか?
自分の没頭できるものを見つけていって、ぜひ幸せな人生をお送りください。
それでは、今回のコラムはこれにて終了させていただきます。
どうもありがとうございました!
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