自己肯定の方法
- 岡本ジュンイチ
- 2020年2月27日
- 読了時間: 4分
あなたは、自分のことが大好きですか?
もしもあなたがそれに対してYESと答えられたら、とっても健全な状態です。
もしかしたら、あまりに気恥ずかしくて、自分のことを日頃から否定的に見てしまうかもしれません。
ですが、「心の健康」という観点で見れば、適度な自己愛は前向きな人生を後押しする力が宿っており、何よりあなた自身の心と身体を元気にします。
自己肯定を日頃から行う習慣を身に着ければ、物事を冷静にかつ客観的に判断することができ、正しい選択をすることもできます。
では、どうやったら自己肯定ができるのか。
今回は、そんな「自己肯定の方法」について、筆者の考えを書かせていただきます。
●現実をあるがままに受け入れる
自己肯定を行うための第一歩は、あるがままの現実を受け入れることから始まります。
たとえば、もしもあなたの体調が悪く、気分がいつもと違うのでしたら、そういう気分や体調の状態を素直に受け入れることが大切だということです。
どんなに抵抗をしても、大きく動かすことができない現実もあることを知りましょう。
そして、そんな現実を否定的に見るのでもなく、ただ楽観的に見るのでもなく、あるがままに純粋な視点で物事を見る努力をしましょう。
そういう、色眼鏡で見ないで素直に現実を見つめることができると、等身大のあなた自身を把握することができます。
あなたがどんな長所や短所を持ち、どういう際立った個性を持っているのかが、ハッキリと見えてくるのです。
大切なのは、現実に対する素直な姿勢です。
自己肯定を高めたい場合は、たとえどんなにネガティブな現実があっても、それらの現実を素直に受け入れる努力をしていきましょう。
●自分に対して不満を持たない
現実をありのままに受け入れることができ、あなた自身を客観的に見られるようになったら、今度はそんな現在の自分自身を素直に受け入れる努力をしましょう。
具体的には、自分自身に対して不満を持たないことです。
たとえば、あなたがもしも他人よりも背が高くて、背の低い人を憧れることがあるかもしれません。
また、あなたは他の人よりも太っていて、ほかの痩せている人と見比べてしまうこともあるかもしれません。
もしも万が一そういう事があるとしたら、それらはおそらく、あなた自身が不幸だという前提で物事を見ていることの現われだともいえるでしょう。
他人と比べることによって自分の個性を把握すること自体は悪くはありません。
ただ、あなたが他の人と比べて、「ないものねだり」をするのは大きな間違いです。
たとえ背の高かった人が背が低くなったり、太った人が痩せたとしても、それによって本当の意味で幸福になるとは限らないからです。
憧れと嫉妬との大きな違いは、自分自身を前向きに見つめているか否かにこそあるのです。
自分自身に対する、余計な不満は消しましょう。
そして、自分が他の人よりも優れているところがあれば、素直にほめてあげましょう。
自分自身をほめることは、一見すると気恥ずかしい行為かもしれません。
ですが、そういう行為をすることこそが、実は自己肯定のための一番の近道なのです。
●物事はより良くなっていることを実感しよう
あるがままの現実を受け入れ、等身大の自分自身を少しでもほめることができるようになったら、最後は「物事がどんどん良くなっていること」を実感してみましょう。
世間を見渡すと、スマートフォンやアプリの充実によって、どんどん便利で快適な生活が送れるようになっています。
SNSによって全世界の人と仲良くなることもできますし、自分の意見を素直に表現できるようになっています。
インターネットだけではありません。
日本の法律や政治・制度なども、どんどんよりよく変化してきているのです。
もちろん何らかのきっかけで、現在が悪化している状況もなくはないでしょう。
ですが、一番幸せな状態は現在そのものです。
なぜなら、今この文章を読んでいるあなた自身は、人としてちゃんと生きているからです。
たとえどんな難病を抱えようとも、あなたが生きているこの貴重な時間は、何ものにも代えがたい大きな財産なのです。
人が人として生きている限り、不幸になるために生きる人間なんてひとりもいません。
ゆえに、人類は幸せを求め、そして実感する限り、どんどんより良くなっていっているのです。
そういう現実を実感できさえすれば、自己における肯定的な姿勢を持つこともたやすくできることでしょう。
そうです。
自分自身を肯定することは、自分の幸せを認めることなのです。
●あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回は自己肯定の方法について筆者の考えを書かせていただきましたが、何か参考になったことはあったでしょうか?
自己肯定が必要な時期は、自分の幸せのあり方について深く向き合える貴重な時間です。
ですのでその際は、現実をゆがんだ見方で見ないで、素直な気持ちになって自分を振り返ってみましょう。
以上、今回のコラムを終了させていただきます。
どうもありがとうございました!
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