ネット・カルチャーはおもしろい!
- 岡本ジュンイチ
- 2018年5月4日
- 読了時間: 4分
現在のこのインターネット社会における文化は、日に日に大きな発展を遂げています。
それは、情報の発信・受信だけではなく、ネットを利用したビジネスや娯楽、活動なども展開されるようになってきました。
まさに、そういうインターネットを介した文化は「ネット・カルチャー」だと
言ってもいいでしょう。
今回は、そんなネット・カルチャーの現状を軽く紹介させていただきます。
●さまざまなコンテンツが、無料で気軽に手に入れられる!
現在のインターネットでは、さまざまなコンテンツが無料で配信されています。
エッセイや小説、レシピ、ノウハウ、ニュース記事、音楽、動画などなど……
大手のマスメディアが独占していた昨今からすると全然考えられない、フリーな文化活動が展開されているのです。
ゆえに、それらのコンテンツはピンからキリまであり、多様なジャンルが存在しています。
ですので、もしもあなたが何か困ったことがあったら、まずはネットで気軽に検索してみましょう。
大抵のことは、誰かが前もって準備をしてくれているはずです。
それだけ、ネット・カルチャーの世界は広くて深いのです。
●アマチュア発の傑作もいっぱいある!
ネットカルチャーのおもしろさは、そういうプロのコンテンツばかりではありません。
ネットの中には、よくマイナーなアマチュアが発信するコンテンツもたくさんあります。
筆者が思うネット・カルチャーの醍醐味は、そのアマチュア発のコンテンツだと思っています。
たとえば小説の場合、サイトに投稿された無料のコンテンツが編集者の目に留まって、書籍化されるという例がいくつもあります。
たとえ当初はアマチュアのつたない作品であっても、ユーザーからの多くの人気を得てさえいればプロに注目されることが結構あるのです。
それは小説の例ばかりではなく、エッセイやコラム、音楽の場合なども同様です。
彼らアマチュア・クリエイターは、最初は何の実績もなく、ほとんど出来の悪いコンテンツをつくることがほとんどです。
しかし、彼らはユーザーからの叱咤激励によって、自分の作品をよりよく磨く努力をしてきた人が多いのです。
その結果、多くのアマチュア・クリエイターはプロをもしのぐほどの傑作を出すことも、決して少なくはないのです。
そういうアマチュアの成長ぶりを直接見ることができるのも、ネット・カルチャーの醍醐味だといえます。
●競い合うプロとアマチュア
ネット・カルチャーの世界においては、多くのジャンルがプロとアマチュアの競い合いによって、とてもおもしろいことになっています。
たとえば歌の場合、ある一般人がプロの楽曲のカバーを自主制作して動画配信したところ、その原曲よりも感動的な曲になったという例が結構あります。
逆に、アマチュアがつくった人気曲をプロがカバーするという例も増えてきました。
コンテンツを提供するという点においては、もはやプロもアマチュアも平等になっていて、クオリティーもどっこいどっこいです。
つまり、プロとアマチュアの境界線はもはやグラデーションになっているのです。
それは、鑑賞者の視点でいえばどういう意味になるのかというと、つまりはこういうことになります。
あなたは、インターネットを通じて、一部の大手のコンテンツだけでなく、小さな個人の手づくりコンテンツも自由に手に入れられるということです。
そういう多様性こそが、ネット・カルチャーの最大の魅力だといってもいいでしょう。
●いつでもどこでも、誰でもクリエイターになれる!
アマチュアでも大活躍している、ネット・カルチャーの世界。
そういう現象は、何を意味しているのか。
それは、あなたにもクリエイターとして活躍できる可能性が大いにあるということです。
現在では、どこのサイトでもコンテンツをつくる人間を求めています。
投稿サイトでは、自由に個人の作品を載せることができますし、クラウドソーシングサイトでは、気軽に仕事を請け負えるように登録ができます。
つまり、クリエイターと鑑賞者の境目は、やるかやらないかだけなのです。
いつでもどこでも、そして誰でもクリエイターになれる。
それこそが、ネット・カルチャーのもう一つの魅力だといってもいいでしょう。
●あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回はネット・カルチャーのおもしろさについて軽く書かせていただきましたが、なにか新鮮味のあるお話はあったでしょうか。
ネット・カルチャーは、民主主義文化の真骨頂だといっても過言ではありません。
ぜひとも、そういうネット・カルチャーに触れて、気分転換をしていきましょう。
では、今回のコラムはここまでとさせていただきます。
どうもありがとうございました!
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