自由って何だろう
- 岡本ジュンイチ
- 2019年4月15日
- 読了時間: 5分
更新日:2020年1月29日
歴史を振り返ると、さまざまな自由を勝ち取るために人類は成長を続けてきたことが見えてきます。
言論の自由や表現の自由、信仰の対象や政治を行う権利、政治家の投票における権利、著作権や日照権などなど・・・・・・
今日の社会を築いてきたのは、数々の先人が自由を渇望したからこそだと言ってもいいでしょう。
しかし、そんな自由が獲得できた現代社会でさえ、中には不幸な人生を送っている人もいますし、不自由な生活を送っている人もいます。
そんな状況の中で、どうやって自由を獲得すればいいのでしょうか。
そもそも、自由とはいったい何なのでしょうか・・・・・・。
今回は、そんな自由のあり方や見方についてのコラムをお送りいたします。
●自由とは、潜在的な願望の達成のこと
筆者の見解を端的に述べますと、自由とは、潜在的な願望の達成のことだと見ています。
そんな自由であれ、誰かが願い望まないと実現しないものだと思っております。
その潜在的な願望とは、ビジネス用語で言うならば、「ニッチなニーズ」という言葉が適切でしょう。
ある人間の不満やストレスから、ほんのちょっとした「願望」という名前の妄想を生み出されます。
その「願望」がきっかけになって、さまざまな人や環境が変化を遂げていくことによって、ただの妄想から理想の状況が形作られていき、初めて自由を獲得することができるのです。
●常識の中にいる間では、自由の本質は見えてこない
たとえば、民主主義国家を例に考えてみましょう。
民主主義自体は、実は古代から存在している概念であり、そんなに目新しい主義ではありません。
ですが、当時の多くの国では、自国の治安と平和を守るために、一部のリーダーを中心とした封建社会が一般的でした。
それゆえに、民主主義という考え方は、当時からしたらただの机上の空論でしかなく、現実味がなかったのです。
それが、イギリスの産業革命などの技術革新をきっかけにして、状況がガラリと変わっていきます。
鉄の軍艦や大砲、機関銃、ガトリング砲など、技術革新によるさまざまな武器が誕生したのです。
それによって、かつて通用していた常識や教養だけでは、到底自国の平和を維
持できなくなっていきました。
そこで取り入れられた新しい概念こそが、民主主義なのです。
国民のための国家運営をするには、国民自らの自発的な働きこそが重要であるということに、人々は気づきだしたのです。
その「気づき」は、一昔前の常識では到底考えられなかった発想であり、新しい「自由」な考え方だったと言ってもいいでしょう。
こうして、現在ではこの民主主義が常識になって、それに伴い、国民であることによるさまざまな権利が保障されるようになってます。
この例のように、自由というものは、既成の常識ばかりにとらわれていては到底本質が見えて来ません。
人間の顔の後ろに目がないのと同じように、僕たちは、自分たちが抱えているさまざまな障壁を当たり前のこととして見過ごしてしまいがちです。
その当たり前なことを当たり前に思っているままでは、本当は実現できるはずの自由が見えなくなってしまうことだってあるのです。
●自由になるには、きっかけが必要
では、自由を獲得するにはどうすればいいのか。
答えは明白です。
自由になるためのきっかけを見つければいいのです。
自国の治安と平和を築くために、さまざまな武器の発明を繰り返してきて、その結果として民主主義国家が生まれたように、自由になるためにはその自由になるためのきっかけとなることを見つけ出せばいいのです。
自分の自由を獲得するには、まずは常識を疑い、きっかけを生み出す手段を見いだすことが重要になります。
きっかけさえあれば、自由は獲得できるのです。
肝心なのは、その自由を獲得するためのきっかけを見つけることだ、と言い換えることもできるでしょう。
●自由になりたければ、具体的な願望と着実な実践をすること
以上のように、自由というのは人間の潜在的な願望の達成であり、自由を手に入れるにはきっかけが必要であることを書きました。
そう書いていくと、だんだんあなたが欲しい自由が見えてきたのではないでしょうか。
そこで最後に、あなたが自由になりたい場合の方法についても、ついでに軽く書かせていただきます。
1.自由になりたければ、まずは願望を具体的に言語化させる
2.その願望を、いくつかの手順に振り分ける
3.その手順を、自分が実践できる領域に近づけて考えていく
4.組み込まれた手順の実践を、着実にこなしていく
以上の4つの手順を踏まえて行動していけば、必ずやあなたは自由を獲得できるでしょう。
ぜひとも、これを機に、自由のあり方や方法について自分なりに整理をして、より豊かな人生を歩んでいきましょう。
●あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回は自由のあり方や見方を深掘りさせていただきましたが、何か参考になったことはあったでしょうか?
自由であることは、本当にさまざまな人や環境のおかげで成り立っています。
これを機に、自由であることのありがたさに触れてみたり、またもっと自由になるための方法を考えてみてもいいのではないでしょうか。
その際に、筆者のこのコラムをきっかけに、より深い見解を手にしてくださったら幸いです。
それでは、今回のコラムは以上となります。
どうもありがとうございました!
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