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あなたは決して、ひとりではない

現代は、あらゆる便利なものにあふれています。


コンビニやスーパー、ネットショップ、本、テレビ、SNS、雑誌、映画などなど。


さまざまなサービスが充実してきたことによって、個人が豊かな生活ができる手段が確実に増えてきています。


場合によっては、個人ひとりで生きていくことも十分可能です。


ですがその一方で、地域や家族の絆が軽視しがちになってもいます。


近所づきあいが薄れてしまったり、地元の町内会に参加することが少なくなったり、家族との対話が極端に少なくなったり……


そういう人との「つながり」を軽視しがちな生活は、ほぼ確実にコミュニケーション能力や生きがい、人生の価値観などを見失ってしまうことでしょう。


他人に頼らなくても生きていけるのか?


そもそも、人はひとりで本当に生きられるのか?


今回は、そんな内容の話題について、一緒に考えたく思います。

●あらゆるインフラや環境は、人間関係の延長線上にある

端的に書きますと、人は決してひとりでは生きていけません。


本当にひとりで生きていくのだとすれば、無人島の中で限られた資源を活用して、さまざまな苦難をひとりで抱え込まなければならなくなります。


人がヒトとして生きている以上は、人間がつくった環境やインフラに支えられながら生きていかざるを得ません。


そのあらゆるインフラや環境は、言い換えれば人間関係の延長線上にあるのです。


たとえば、ネットショップ。


直接的な言葉のやり取りが必要ないため、個人が気軽に買い物ができるようになっているのは事実です。


しかし、既存の実店舗の商売とは違ってコミュニケーションがないからといって、決して自分ひとりで生きているわけではないでしょう。


ネットショップは、あくまで「売り手」と「買い手」の人間関係をつなぐための、一つの取引の手段なのです。


売り手のいないネットショップもなければ、買い手のいないネットショップも存在しえないのです。

●自分だけの幸せは、本当に幸せなのか?

世の中には、自分の趣味だけで満足して幸せを享受する人が存在します。


人形やフィギュアを買い集めたり、めずらしいカードやおもちゃを収集したり、アイドルグッズを部屋中に飾り付けて、自己満足にひたってみたり。


筆者は、そういう類の趣味を全否定するつもりは全くありません。


ですがここで明記しておきたいのは、「自分だけの幸せ」が必ずしも本当の幸せではない、ということです。


ただ人形をかき集めても、誰かがあなたに感謝するわけではありません。


めずらしいおもちゃを持っていたところで、いったい何の役に立つのでしょうか。


ただの自己満足のために時間を費やす、という行為自体は、たしかに一つの気分転換の方法としてはアリだと思います。


ですが、自分だけの幸せばかりを追い求めていては、決して本当の意味での幸せにはなりません。


ただ漠然に人形やおもちゃをかき集めても何も起こらないように、まともに他人と触れ合おうともせず、自分の世界だけに閉じこもった生活では、決して楽しい生活にはならないのです。

●あらゆる活動が、誰かの助けになっている

では、人間が一番「幸せ」と感じる瞬間は、どういう時なのか。


それは、あなた自身が、誰かの役に立っている時です。


あなたがそこにいるだけで、まわりから感謝されるような存在でいること。


そんな瞬間ほど、深くて大きな幸せは存在しないでしょう。


あなたのあらゆる活動は、実は誰かの助けになっているのです。


商品を買えば、その代金で生活ができる人が出てきますし、自分の趣味を他人にシェアすることによって、同じ趣味の人とのつながりが生まれたりもします。


一見誰かの役に立ってないようなことでも、あらゆる活動はあなたのまわりを確実に幸せにしているのです。


もっと言えば、あなたの存在そのものが、誰かの未来を築いているのです。


だからこそ、筆者は強く主張したいです。


あなたは決して、ひとりではない!

●あとがき

いかがでしたでしょうか。


今回は、人はひとりで生きられないことについて書かせていただきましたが、何か参考になったことはあったでしょうか?


今回のコラムがきっかけになって、少しでも明るい生活を築く足がかりになってくだされば、筆者としてこれほど嬉しいことはありません。


ぜひ、これからも豊かな人生を歩み続けてください。


それでは、今回のコラムはここまでとさせていただきます。


どうもありがとうございました!

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