逆境に立たされた場合の考え方
- 岡本ジュンイチ
- 2020年4月9日
- 読了時間: 4分
更新日:2020年5月28日
人生、何事も苦難のない人生はありません。
さまざまな災害やはやり病、人間関係や経済的な問題まで、僕たちが人として生きている限り、最初から最後まで苦難・逆境のない人生になることは、到底ありえないでしょう。
肝心なのは、その逆境に対してどう考えるかなのです。
では、具体的にその逆境に立たされた時にはどういう考え方をすればいいのか。
今回は、そんな逆境に対する考え方を軽く書かせていただきます。
●「人生」という名の物語を楽しむ
逆境に立たされた時の考え方はどうすればいいのか。
答えは明白です。
人生を楽しめばいいのです。
「人生を楽しむ」とはどういうことか。
それは、端的な表現をすれば、あなた自身の人生を客観的に楽しむ努力をしましょう、ということです。
自分の人生を客観的に楽しむ方法は、言い換えれば「人生」という名前の物語としておもしろがる、ということでもあります。
●人気漫画『ONEPIECE』の例
今日に多く存在している物語には、多様な内容やジャンルがあるのは間違いありません。
ですが、そのおもしろい物語には一定の共通点があります。
その一つは、「逆境」という名の山場があることです。
人気漫画『ONEPIECE』を例に考えてみましょう。
『ONEPIEACE』の主人公・ルフィーは、ストーリーの序盤から「海賊王になる」というデカい夢を掲げています。
ですが、彼は当初は、仲間もいなければまともな船もない、まさに逆境だらけのオープニングを迎えています。
そんな自分の目の前の逆境を突きつけられた状況を描いたこの作品は、結果的に読者からどんな反応を受けているでしょうか。
答えは明白です。
その苦しい状況をおもしろがって、ルフィーが具体的にどうやってその逆境を乗り越えるのかを見守り続けています。
その結果、『ONEPIECE』は世界的に有名な人気漫画として名を馳せているのです。
それは実人生においても、同じことが言えます。
苦難や逆境と立ち向かう姿勢を持つことによって、あなた自身を応援するファンが生まれます。
そしてそのファンは、人気漫画『ONEPIECE』の場合と同様に、長期的な観点においてとてもプラスになることを施してくれるでしょう。
それはあなたの苦手なことをサポートしてくれるのかもしれませんし、純粋な応援によって心の支えになるのかもしれません。
いずれにしても、逆境に置かれた人生には、実は僕たち人間を惹きつける強い魅力が秘められているのです。
逆境のある人生を、決して悲観すべきことではありません。
●自分の中にゲームの要素を見いだそう
では、その逆境を乗り越えるには具体的にどうすればいいのか。
それは、まず状況を整理して、楽しみながらいくつかの行動や実践に組み替えることが大切です。
そういう状況整理と組み替えを行うには、圧倒的な楽観性が不可欠なのです。
では、その楽観性を身につけるにはどうすればいいのか。
それもカンタンです。
目の前の出来事を「ゲーム」だと思えばいいのです。
ゲームでは、いろんな苦難や逆境を「ボス」や「ミッション」などで表現されており、たいていはひとつの最大の危機的状況を、いくつかのイベントに分割するように設計されています。
そんなゲームの設計と同じように、自分の手で目の前の逆境をいくつかの「ボス」や「ミッション」に置き換えて、それを実行に移せばいいのです。
あなた自身の中に、ゲームの要素を見いだす努力をしてみましょう。
そうすれば、一見どうにもならない危機的状況が、いくつかの組み合わされたゲームのように見えてくるはずです。
そういう見え方ができた時点で、もはやあなたの中には「楽観性」を身につけたと言ってもいいでしょう。
●人生は、最大のエンタテイメントだ!
そもそも、人はどうして生きているのでしょうか。
筆者の考えとしては、その答えは「苦しむために生まれてきた」とはとても思えません。
その理由は、あなた自身を生んだ母親が一生懸命、言葉通り死ぬ気で痛い思いをして産んでいるからです。
そんな母親とパートナーの父親は、悲観的な人生観で育っているのが一般的でしょうか。
「人生はつらいものだ」、「人生は苦しいものだ」と本気で思っていたのなら、あなたのご両親は逆に気遣って、子孫を産もうという努力はしないのではないでしょうか。
今日の人類がこうして繁栄しているのは、みんな心の中では人生を楽しんでいることの現われだと言えるでしょう。
そうです。
人生の歩みは、幸せの歩みなのです。
言い換えれば、人生ほどステキで壮大なエンタテイメントは存在しません。
どんな遊びでも、どんな娯楽文化でも、「人生」という名の最大のエンタテイメントには叶わないのです。
だからこそ、筆者は主張します。
逆境に立たされた時は、人生を楽しみましょう。
そして乗り越えましょう、向こうがわの幸せをつかむために。
●あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回は逆境に立たされた時の考え方について書かせていただきましたが、何か参考になったことはあったでしょうか?
これを機に、人生を前向きに考えなおして逆境に立ち向かってくだされば、筆者としてこれほど嬉しいことはありません。
ぜひ、一緒に人生を楽しんでいきましょう。
以上、今回のコラムを終了させていただきます。
どうもありがとうございました!
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