銀行なんていらない? クラウドファンディングが築く未来の社会
- 岡本ジュンイチ
- 2018年6月4日
- 読了時間: 4分
更新日:2020年9月8日
かつてはビジネスの資金源のほとんどを供給してきていた銀行。
しかし、インターネットが普及した今日の社会においては、必ずしもその銀行だけに頼らなくても資本金を調達できるようになりました。
その資金調達の方法の一つが、クラウドファンディングなのです。
クラウドファンディングによって、未来の社会はどう変わっていくのでしょうか。
そもそも、クラウドファンディングとは何なのか。
今回は、そんなクラウドファンディングについてのことを書かせていただきます。
●クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、インターネット上で行う資金調達における方法の総称です。
そういう資金調達を主目的としたインターネットサイトにアクセスして会員登録をするだけで、たいていはみんな資金を募ることができます。
●インターネット上で、個人に資金を募れる!
クラウドファンディングの大きな特徴は、法人だけでなく、一般の個人にも資金が募れる点です。
以前までは、身内の投資家か銀行による融資しかありませんでした。
しかし、身内の投資家の融資だけでは資金の目途が立たないことが多いですし、また銀行の融資も、厳しい審査の上で調達されるか否かが決まるので、なかなか資金を集めることができないでいた起業家や実業家が多かったのです。
そこに、クラウドファンディングが登場したことによって、資金を募ることがより気軽に行えるようになったのです。
それは言い方を変えると、以前よりも資金調達のハードルが下がったということになります。
つまり、もしもあなたが何かやりたいことがあったら、クラウドファンディングで気軽に資金を募ることができるようになったということです。
●資金調達の成否は構想と熱意次第
もちろん、クラウドファンディングで資金を募ったからといって、すぐに資金がたまるとは限りません。
それは、投資家をはじめとした個人の協力者が、プロジェクトにおけるコンセプトや熱意に共感を覚えないと資金を出してくれないからです。
ですので、そういうクラウドファンディングで資金を募るには、それなりの実績と名が売れている人でないとできないと思い込んでいる人も少なくないでしょう。
しかし、クラウドファンディングのサイトを見ればよくわかりますが、必ずしも実績があって著名でなければ資金調達はできないというわけではありません。
プロジェクトの発起人が抱く構想と熱意次第で、資金が集まることも結構あるのです。
きわめて言うなら、資金調達の成否は、そのプロジェクトの構想と熱意にかかっているということです。
ゆえに、たとえ無名の個人であっても、それなりの覚悟と熱意を持ってさえいれば資金調達に成功することも多いのです。
●クラウドファンディングが、ビジネス環境を変える
このクラウドファンディングによる資金の調達方法は、もはや現代社会においては一般的になりつつあります。
ベンチャー企業の立ち上げやイベントの資金源を募るだけでなくて、中には新商品の開発やテストマーケティングなどにも使用されるようにもなっているのです。
筆者が想像するに、そういうクラウドファンディングによる融資が一般化すると、ビジネスの環境がより大きく変わっていくと感じています。
どんなに無名で実績のない人でも、平等に資金を調達してビジネスやイベントを興す権利と機会が保証された社会になっている今日の社会。
そんな恵まれた状況の中で、なおクラウドファンディングの発展が進んでいるのです。
もしかしたら、何のビジネスも考えていない人でも、お金を募って生活をするなんていう時代がやってくるかもしれません。
あなたには、なにか実現させたいビジネスやイベント、プロジェクトはありますか?
もしも一つでもあるようでしたら、ぜひともクラウドファンディングで資金を募るという手段も検討してみてはいかがでしょうか。
●あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回はクラウドファンディングについて書かせていただきました。
何か参考になったことはあったでしょうか?
クラウドファンディングの可能性は、まだまだ大きく広がっています。
ですので、もしかしたらあなたにもクラウドファンディング・サービスを利用する機会に恵まれるかもしれません。
その際は、今回のコラムのことを思い出されて、そこから大いに参考にされたら、筆者としてこれほど嬉しいことはありません。
それでは、今回のコラムはここまでとさせていただきます。
どうもありがとうございました!
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