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心のキズの活かし方

人間だれしも、心のキズを持っていない人はいません。


あなた自身がどれだけ苦しい思いをしてきたのかはよくわかりません。


ですが、苦労をしたことがない人間なんて存在しないのは間違いないことでしょう。


あなたが過去に受けてきた心のキズは、なかなかカンタンには癒えることがないかもしれません。


ですが、その心のキズを活かすことによって、あなたの人生がより豊かになること確実にできます。

●心のキズを、同じ境遇の人を助けるのに活かそう

心のキズを活かす一番手っ取り早い方法は、あなたと同じ境遇にある人を助けるのに活用することです。


あなたが心のキズを抱いているということは、世の中には同じ苦境に立たされている人が必ずいます。


夏目漱石や芥川龍之介などの近代文学が、現代社会においてもいまだに名作として語り継がれていますよね?


それは、それらの多くは作品が時代の流れに関係なく、人間の本質を描かれているからなのです。


心のキズにおいてもまたしかりです。


人間の苦しんでいることは、意外なことに、時代の流れや個人の差がそれほどありません。


みんな失恋によって心を痛めることだってありますし、身内や知り合いの死によって悲しい気持ちになることだってあるのです。


むしろ、あなたにしかない心のキズなんて、「ない」に等しいぐらいです。


だからこそ、そのあなたが抱えている心のキズは、あなたのまわりにいる同じ境遇の人に対して応用がききやすいのです。

●過去の心のキズは、貴重なコンテンツになる

たとえその心のキズが、当時はつらく苦しいものだったとしても、あなたにはその心のキズを前向きに活かすチャンスを持っています。


人がいま人として生きている限り、過去の苦しさやつらい体験を糧にしていくことができるのです。


過去に生じた心のキズは、もしかしたら一生かけても心の栄養にはならないかもしれません。


ですが、その心のキズはあなたにとって、とても価値の高いコンテンツになることは間違いありません。


今では、もはや戦争を体験している若い日本人はめったにいません。


戦争の恐ろしさを語れるのは、実際に恐ろしい戦争を体験した人だけです。


その恐ろしい戦争体験自体は、決して喜ばしいことではありません。


ですが、その戦争体験を語り継ぐことによって、後世の人たちが戦争をしない社会にするのを後押しすることができます。


戦争体験に限ったことではありません。


あなたの体験してきたあらゆるものには、とても価値の高いコンテンツに変えられるのです。


それは「心のキズ」の場合も、決して例外ではありません。


あなたの受けてきた心のキズを、ぜひ誰かに語り継ぐために、コンテンツに昇華してみてください。

●失敗は成功のもと

あなたが抱いている数々の心のキズは、もはやあなたにとっては「失敗」の部類に入るのかもしれません。


そして、それは決して思い出したくはない黒歴史になっていることでしょう。


そんな失敗や黒歴史を掘り返してしまうと、あなたはまわりから笑われてしまうかもしれませんし、気の毒そうな目つきで距離を置かれるかもしれません。


ですが、筆者はあえて強く主張します。


世の中のほとんどは、失敗したことがない人のほうが多いのです。


みんながみんな役者になろうとは思ってませんし、またはみんながみんな、ミュージシャンを目指そうと思ってはいません。


だからほとんどの人は、役者を目指すためにひたすら台本や資料を読み込むのに時間を費やしている人の気持ちはわかりませんし、ミュージシャンになるためにいろんな音楽をインプットしている人の気持ちはわからないのです。


どんな人にも、失敗はつきものです。


そしてその失敗の多くは、あなた自身が何かに向かって努力をしてきたからこそ生まれたです。


どうせ心のキズを抱いているのなら、それを成功につなげるために努力してみましょう。


心のキズは、成功へつなげるための多くの失敗をたくさん含んでいます。


「失敗は成功のもと」とはまさにそのことです。


改めて主張します。


あなたの抱いている心のキズを、ぜひ自分のまわりにいる人を助けるのに活用してください。


あなたの心のキズは、必ずほかの人にとっての成功のカギになります。


恥ずかしがらずに、あなたの心のキズを貴重なコンテンツとして発信していきましょう。

●あとがき

いかがでしたでしょうか。


今回は心のキズの活かし方について書かせていただきました。


何か参考になったことはあったでしょうか?


繰り返しになりますが、あなたにとっての心のキズは、ほかの人にとっては貴重な体験談になります。


どうか今回のコラムをきっかけにして、自分の失敗を活かす努力をしてみて下さい。


以上で、今回のコラムを終了させていただきます。


どうもありがとうございました!

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