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詩を書いてみよう

更新日:2020年5月28日

あなたは、詩を書いたことはありますか?


詩は、自分自身の心を端的に表現できる文芸作品の真骨頂と言ってもいいでしょう。


詩には、言葉そのもののリズムとニュアンスの組み合わせで自分の伝えたいことや表現したいことを「言葉の作品」にできる、もっともシンプルな創作です。


これを機に、ぜひ詩を書いてみてはいかがでしょうか。


今回はその詩の世界の魅力と詩の種類、またそもそも詩とはどういう文芸作品なのかを、紹介させていただきます。




●詩とは、言葉による彫刻作品である

そもそも、詩とはどういう文芸作品なのか。


それは、端的に書きますと、詩とは「言葉」というナイフで削られた彫刻作品のようなものです。


それは、書いてあることが嘘っぱちな内容でも構いませんし、超個人的な感情でも構いません。


自分の意見を書き連ねた文章の塊でもいいですし、そもそも文章の体を成していないオノマトペだらけの詩だっていいのです。


このように、「詩」という文芸作品は、ひとつひとつの言葉から鑑賞者のイメージを変形させて、その変形されたイメージをお互いに楽しむ、というジャンルの文芸作品なのです。

●詩は、なんでも表現できる

では、詩の表現によるコンテンツにはどういう表現ができるのでしょうか。


その問いに対する答えを簡単にまとめますと、基本なんでも表現できます。


詩という文芸作品には、おもに史実を扱った叙事詩と架空の物語を扱った劇詩、そして抽象的なものを扱った叙情詩があります。


叙事詩とは、別名・エピックとも呼ばれていて、物事や出来事を題材にした韻文(音のリズムのある詩)のことです。


代表例としては、ギリシャの『イリアス』や『オデュッセイア』、インドの『ラーマーヤナ』などがあります。


劇詩とは、詩の文体で書かれた架空の物語のことです。


日本人で一番わかりやすいのは、シェイクスピアの戯曲でしょう。


普通の人間では話さないようなセリフまわしやリズミカルさを重視した言葉遊びによる描写やストーリーの運びが特徴的なジャンルの詩による物語なのです。


叙情詩とは、個人の主観や思想・感情などを描いた詩のことです。


とても分かりやすい代表例でいうと、恋愛を語るJPOPがそうです。


この叙情詩こそが、もっとも日本人に親しみやすいジャンルの詩でしょう。


こんな感じで、詩には本当に自由な形で言葉を配置させて、その言葉によるリズムとニュアンスによって対象のモチーフを表現させることができるのです。

●思いつきでいいから、詩を書くことに挑戦してみよう!

詩を書くための方法は何なのか。


それは、頭から思い切って書いてみるしかありません。


自分の描きたいモチーフが定まったら、そのモチーフを表現するための言葉をひとつひとつ紡いで、紙に書き写すほかありません。


詩の創作活動は、積み木遊びとよく似ています。


自分の紡いだ言葉ひとつから連想して、さらに言葉を積み上げる。


そうすることによって次元を超えた立体的な表現になっていくのです。


ですので、詩を書くのには何より、思い切りが大事なのです。


これを機に、ぜひ詩の創作に挑戦してみましょう!


きっと、あなたの心がその詩の創作を通じて整理されていくことでしょう。





●あとがき

いかがでしたでしょうか。


今回は詩の世界について軽く紹介させていただきましたが、何か参考になったことはあったでしょうか?


詩を読む文化は、日本にはだんだん廃れていっている傾向にあるようです。


ですが、詩を書くことによって、心の中がキレイに整理されることは間違いないでしょう。


繰り返しになりますが、これを機に、ぜひ詩の世界に足を踏み入れてみましょう。


以上、今回のコラムを終了させていただきます。


どうもありがとうございました!

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