執筆のすすめ
- 岡本ジュンイチ
- 2018年3月22日
- 読了時間: 4分
更新日:2020年3月29日
現代人が「活字離れ」が起きているといわれて久しい今日です。
しかし現代の社会において、活字媒体の情報があちこちに飛び交っているのも周知の事実です。
ブログやメディアサイトを自由に立ち上げられる世の中で、何も書かずに終わってしまうなんて非常にもったいないことです。
せっかくの機会なので、あなたも執筆をしてみませんか?
今回は、そんな執筆初心者のあなたのために、ちょっとしたノウハウをお送りいたします。
●誰に、何のために、何を書くのかを考えよう
まず、自分のこれから書きたい文章について深く考えてみましょう。
それを考えるにあたって、しっかりと押さえておきたいことが3つあります。
一つは、誰に向けて文章を書くのかです。
あなたの書きたい文章は、子供に向けた文章なのか、大人に向けた文章なのか。
また、男性に向けて書くのか、女性に向けて書くのかでも大きく違っていきます。
このようにして、対象の読者を指定したうえで、自分の書きたい文章のテーマを考えるようにしましょう。
そうすることによって、あなたの文章の方針が明らかになっていくのです。
もう一つは、何のために書くのかです。
あなたの書く文章によって、読者の皆さんにどういう気持ちにさせたいのかを深く想像しましょう。
読者の皆さんに感動させたいのか、じっくりと考えさせたいのか。
笑わせたいのか、泣かせたいのかなどの漠然としたイメージで構いません。
それを考えるだけで、あなたの文章のイメージがよりはっきりとしてきます。
そして最後に押さえておきたいポイントは、何を書くのかです。
あなたが書きたい文章は、エッセイなのか、それとも日記なのか。
小説や脚本という表現方法もあるでしょうが、具体的にはどんなジャンルの文章を考えているのかなどもはっきりと決めておくといいでしょう。
誰に、何のために、何を書くのか。
それらの3つのポイントを押さえることによって、これからあなたが書きたい
文章の骨格が明らかになっていきます。
そういう骨格が出来上がったら、次は以下のことを行うようにしましょう。
●見出しや目次を考えてみる
見出しや目次は、簡潔にまとめられたあなたの考えそのものです。
本文を書く前に、まずはどんな見出しや目次にするかを決めましょう。
それこそが、あなたの書きたいことがよりくっきりと浮かび上がるカギとなるのです。
たとえて言うのなら、油絵の画用紙に鉛筆で下描きをするようなものです。
自分の書きたいことを具体的に見出しや目次に明記することによって、どんな感じの文章を、誰に、何のために書こうとしているのかをあらかじめチェックすることもできます。
そういう見出しや目次を書いてみて、その試行錯誤を経たうえで、やっと文章を執筆する段階に入っていくのです。
●本文を書き連ねてみる
本文を書くのに、基本的にこれといったルールは存在しません。
筆者がおすすめしたいやり方としては、まずは自分で自由な発想で本文を書いて。
ただし、できる限り分かりやすい文章を書く努力をしましょう。
変に長い文章や難しい単語を書き連ねた文章だと、読者に混乱をまねいてしまいます。
一番の理想形は、自分が読んでいてもすっきりした文章です。
そういう理想形に少しでも近づけるように心がけたうえで、楽しんで執筆に取りかかっていきましょう。
●あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回は「執筆のすすめ」ということで送りさせていただきました。
本やメディアなどの活字を読む人ほどいい文章を書くことができますが、執筆自体は誰でもやっていい行為です。
このコラムが、少しでもあなたに筆をとらせるきっかけになってくだされば、筆者としてこれほど嬉しいことはありません。
また、執筆をすることによって、あなたの世の中に対する見方が大きく変わっていくことでしょう。
今回のコラムはここまでとさせていただきます。
どうもありがとうございました!
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