自分を大事にする方法
- 岡本ジュンイチ
- 2021年2月9日
- 読了時間: 4分
自分の心が病んでいる時は、何事も無茶をしてしまいがちです。
自分のできないことをむやみに引き受けてしまったり、過度に自分自身の気持ちを傷つけてしまったり、場合によっては、「自分なんて無価値な人間だ」と思うこともあるかもしれません。
もしもそういう状況におちいっていたとしたら、筆者は強く、「自分自身をもっと大事にしてほしい!」と強く言いたいです。
自分自身を大事にすることは、立派なメンタルケアにおける実践の一つです。
人目を気にせずに、ぜひ自分を優先にして大事にしていきましょう。
では、具体的にどうやって自分を大事にすればいいのか。
今回は、そんな自分自身を大事にする方法について、カンタンに書かせていただきます。
●むやみに自己否定をしない
まず第一に行うべき方法は、自分自身をむやみに否定しないことです。
たとえば、あなたが自分自身の課題や作業を怠っていたとします。
その際、あなたはそんな自分自身のことをどう思うでしょうか。
「ああ、自分はなんて怠け者なヤツなんだ」
「自分の課題も終えられない私は、サイテーだ!」
もしかしたら、そう思ってしまうかもしれません。
ですが、その考えはあまりに性急な考え方です。
よく考えてみてください。
あなたが自分自身の課題を終えられないのは、単にあなたのこなす作業がゆっくりなだけなのかもしれません。
また、そういう課題などに追われて疲れていた、ということも考えられるでしょう。
人間だれしも、疲れている時にはまともに作業なんてこなせません。
時と場合によっては、適度な休憩をする必要もあるのです。
ですが、そんな当たり前なことをなぜ見失ってしまうのか。
それは、「自分自身がすべて悪い」と強く思い込んでいるからです。
たしかに、自分自身のダメなところを見つめ直すこと自体はとても大切なことで、人間としてとても立派な行為ではあります。
ですが、むやみに行う自己否定は、自分の人生を破滅へと導いてしまうことだってあるのです。
特に心がキズついている状態に過度に自己否定をしてしまうと、時と場合によっては自分自身の命を落とすハメになることだってあるのです。
適度に自分自身の気持ちも大事にして、問題の本質をすべて自分のせいにしない努力をしましょう。
●自分自身を他人として尊重しよう
自分を大事にするためには、そもそも自分自身に対する適度な敬意を持っていなければなりません。
それは言い換えれば、「自分自身を他人として尊重する」ということです。
あなたが他人と接するとき、普段どういう言動をしますか?
相手に対して適度な距離感を持ち、適切な敬語を使うことでしょう。
そして、相手の裏の表情を無理に読もうとせずに、相手の言葉を素直に受け取るはずです。
その感覚を、そのまま自分自身に当てはめればいいのです。
自分自身だって、ひとりの人間です。
時に泣きたい時があるのなら泣かせればいいですし、主張したいことがあるのなら素直に耳を傾けるべきです。
自分自身が今どういう気持ちなのかを把握するために、あなたの本音をつぶやくようにしましょう。
既存の道徳観や倫理などに縛られずに、自分の思いの丈を思いっきり言葉にしましょう。
その言葉こそが、自分自身を大事にするための方法を導いてくれるのです。
●適度なナルシストは自分自身を救う
むやみな自己否定をしなかったり、自分自身を尊重することに集中してると、もしかしたらあなた自身が「ナルシストだ」と思ってしまうことがあるかもしれません。
普段自分をほめることがない人からしたら、自分自身を甘やかすことに強い抵抗感があることは否めないでしょう。
ですが、それでいいのです。
自分自身がナルシストで何が悪いのですか。
たしかに、他人を蹴落とすナルシストはあるべきじゃありませんし、決してお互いを幸せにはできません。
しかし、適度なナルシストは自己愛につながり、結果的にあなた自身を救うのです。
ですから、どうか自分のことをもっと大事にしてください。
たとえ自分を大事にしているあなた自身をバカにする人がいるのなら、そんな人の言うことなんか気にする必要はありません。
自分を大事にする力は、他人同士の絆が薄れつつある現代社会には必須の能力です。
その能力を身につける努力をしている自分自身を、もっと褒めてあげましょう。
まとめます。
自分を大事にするには、まずは自己否定をしないこと。
自分自身を他人として受け入れてあげてください。
そしてそれらの適度なナルシストは、自分自身の今を充実させるだけでなく、あなたの未来を築くことだってできる。
そういうことを強く認識するようにするといいでしょう。
●あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回は「自分自身を大事にする方法」について書かせていただきました。
なにか参考になったことはあったでしょうか?
何度でも書きますが、自分を大事にする行為は立派なメンタルケアです。
今回のコラムを参考にして、ぜひ自分自身を大事にしていってください。
それでは、今回のコラムはこれにて、終了させていただきます。
どうもありがとうございました!
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