相談をしてみよう
- 岡本ジュンイチ
- 2019年11月18日
- 読了時間: 4分
更新日:2020年5月28日
もしも悩みにぶち当たった時、あなたはどうしていますか?
たとえば気分転換をしたり、その悩みから向き合うのをやめようとしたり、中には自分一人で抱え込んだり、現実逃避までする方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、自分の悩みを自分ひとりで抱え込むのは、とても非効率ですし、不健全です。
では、そういう事態に陥った場合はどうすればいいのか。
今回のコラムでは、「相談する」ことによって悩みを解消させる方法をおすすめしたいと思います。
●自分ひとりの考えでは、限界がある
どんな悩みでも、自分ひとりの考えだけでは限界があります。
それは、あなたが世界の裏側を日頃見ていないのと同じように、自分の見えている世界や、自分の日頃持っている価値観にも限られているのです。
近年、学生のいじめによって自殺を選択する子が増えています。
彼らがどうして、「自殺」という最悪の選択をするのか。
誤解を恐れずに話をすれば、それは彼らが、学校の世界しか知らないからです。
大人になれば、もっと明るい未来が待っている。
社会へ出れば、自分の好きなように生きることができる。
自殺を選ぶ彼らには、そういう認識を持つことができません。
そして、自分の悩みを抱えたまま何の解決策も見いだすことができずに、「自殺」という自己表現でしか訴えられないのです。
そういう悲劇を生み出したのは、ひとえに「自分の悩みを自分で解決しよう」とすることであると思えてなりません。
これは、いじめに限った話ではありません。
世界中にあるあらゆる悩みは、たいてい自分ひとりでは解決できないことばかりです。
悩みを根本的に解消させるには、まずはその事実を深く認識しておく必要があるでしょう。
●違った視点を見つけて、発想を変えよう
そこで、筆者がおすすめしたい実践方法があります。
相談です。
相談をすることによって、普段のあなたとは違った視点を見つけて、発想を変えることができます。
たとえば、先ほどのいじめや職場問題の例になぞってみましょう。
あなたがもしいじめられていたら、素直に親や先生に相談をしてみればいいのです。
そうすれば、親や先生たちが一生懸命、あなたのよりよい環境を築けるように東奔西走してくれるはずです。
そして、あなたの悩みを根本的に解消させてくれるでしょう。
職場の人間関係や過重労働などが問題で、まともに仕事ができない状況でしたら、そのことを素直に上司や社長、相談窓口に話してみましょう。
そうすれば、必ずあなたの状況を深く理解して、よりよい職場環境となるように努力してくれるはずです。
もし万が一そういう行動をしてくれる気配がなかったら、転職を検討したほうがいいでしょう。
いじめや職場の問題に限らず、相談することによって問題が解決することは多々あります。
ですので、もしも自分の悩みを抱えているようでしたら、「相談」という選択肢もあることを深く理解しておくといいでしょう。
●相談する勇気を持とう
日頃から他人に相談できない方には、この「相談」という実践がなかなかできないのかもしれません。
相談をしたところで、自分の悩みが解消されるはずがない、と思ってしまうかもしれません。
たしかに、ただ相手に相談をするだけでは、解決しない問題があることも事実です。
ですが、自分の悩みを言葉にすることにこそ意味があるのです。
相談には、あなたの問題をすぐに解決させる力はないかもしれません。
ですが、その問題を提示することによって、ほかの多くの人にバトンを手渡すことができます。
問題は一人で抱えるべきではありません。
みんなの力で問題を解いていくべきなのです。
現実は、学校のペーパーテストとは違うのです。
だからこそ、筆者は悩めるあなたに強く主張します。
相談する勇気を持ちましょう!
●あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回は相談することによるメリットを書きましたが、何か参考になったことはあったでしょうか?
相談することは、決して恥ではありません。
人が人として生きている限り、誰かに頼ってしまうのは至極当たり前の行為です。
今回のコラムを通じて、あなたの問題を誰かに相談する習慣が身につかれましたら幸いに思います。
以上、今回のコラムを終了させていただきます。
どうもありがとうございました!
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